”スマホ教室は、誰でも簡単に開業できます!”
こんにちは♪ 元スマホショップ店員。
現在、スマホ教室開催者、スマホコンサルティング業、
現役スマホ講師の「かみっく」と申します。
これから【スマホ教室を起業、開業しよう!】と思われてる方に是非読んで頂けたら幸いです♪ |
ガラケー(3G)が2022年4月下旬ごろから、6年に渡りサービスが終了してしまうと共に、スマホを利用される人数が一気にあがります!ですが、ご高齢者さまのスマホの悩みは相対的に高まり、社会的問題になっています。追い風として、唯一スマホの事で相談できる各キャリアのスマホショップの需要は下り坂です。その理由と、私がスマホ教室開催を経験しており、開催までの方法、手順、内容、秘訣をご紹介させて頂きます!
今後、スマホ教室を起業したいとお考えの方は、「誰かの為になりたい!」「困っている方を助けたい!」など、本当に「やさしい方々ばかり」だと思われます。かみっくもその一人でした。ですが、「やさしいだけで動けば、完全なボランティア活動」となり、スマホ教室の他に仕事をして生活していかなくてはなりません。そんな方の為に、筆者の体験談も含めて、今後スマホ教室を開業する方へのご参考になれれば幸いです♪
スマホショップの店舗需要は伸びない!?
ご存じかと思われますが、スマホの各種キャリアは、【インターネット経由で申込み】を行う事で月額料金を下げる新たなプランが誕生しております!その為、スマホショップの需要は伸び悩み、閉店に至っている店舗が後を絶ちません。
ご高齢者さまから【相談する場所がなくなった!】との声も良く耳にする様になってきていますが、現実です!実際、元同僚が務めていた店舗も閉店となり、異動を余儀なくされた方もいらっしゃいます。
逆に需要が伸びる内容は、「新料金プランのスマホ契約」や「スマホ教室」です!コロナ過という事もあり、自宅でスマホを使う方々が多くなる一方で、使い方が分からない事でストレスを感じてくる方が後を絶ちません。困っている方々を「ご自身のチカラで解決してあげたい!少しでも地域貢献をしたい!誰かの役に立ちたい!」と思いますよね!?
という事で!携帯ショップ勤務を抜け出し、私が取り組んでいる活動は、誰にでも出来る【スマホ教室】です!
スマホ教室の開業までに必要な情報を、順を追って解説させて頂きますね!
スマホ教室を開業するメリット
スマホ教室は【開業資金】が必須ではなく、工夫をすると1回2時間ほどのスマホ教室を開催した場合で「利益」が出せる事や、【ご自身の負担】も少なく、【人に感謝される職業】として、続けていけるのが特徴です。
著者の様な「元携帯ショップ店員」や「スマホに詳しいヒト」ではなく「通常通りスマホを使えるヒト」であれば、どなたにでも「スマホ講師」として活躍ができるというメリットがあります。
スマホ教室の・開催場所・日程・金額設定は?
◆ 場所
一番最初は場所を決めます。開催場所はかなり重要です。
現状考えられるのはこちらの5点です。
- 【自宅でスマホ教室】
ご自宅に出入りされる方がいらっしゃるので、周辺の状況確認をしましょう。場合により、大家さんや管理者側が営業を許してくれない事もあるので、事務所や営業場所として利用可能かを先に確認しましょう。 - 【店舗でスマホ教室】
ご高齢者が多い地域、出来れば駅近が無難。機材は、「テーブル」「いす」「調べ事をする為のパソコン」「ご案内する為のディスプレイ」で完結できます。ただし、ビルやテナント店舗の賃貸契約が必要の為、少々ハードルが高い。 - 【レンタルスペース】
1度や2度の活動、もしくは定期的にスマホ教室を開催する際、オススメはレンタルスペースを借りる事です。開催場所に縛られず、不定期で行える事や、講習金額はご自身で設定する事が可能です。レンタルスペースの探し方は【スペースマーケット】などが上げられます。 - 【カルチャーセンター】
カルチャーセンターとは、とある「会社」が、あらゆる講座や講習を行える場所の提供を行い運営している企業です。半年、1年、定期的に活動が必須となります。開催する場合、企業計画書を求められ、場所代として、売上の約55~65%をカルチャーセンターへ支払う必要があります。 - 【地域のコミュニティーセンター】
市町村が運営している各コミュニティーセンターです。営利目的では活動出来ません。団体や個人での非営利活動として行う事となる為、利益追求での利用は出来ません。あくまでもボランティアなどの活動となる場所としてお考えください。
◆ 時間
ご自宅や、店舗での講習は、マンツーマンであれば【1回50分~1時間】がベスト!
セミナー形式のスマホ教室であれば、【1回1~2時間】がベスト!開催する時間帯は10~12時、もしくは13~15時、を目安にすると良いです。夕方~夜の開催については、ご家族の方も心配されてしまう為、出発から帰宅までの道のりを配慮する必要があります。
◆ 日程
ご自宅や、店舗での講習は、マンツーマンであれば、電話で日時を指定し完全予約制。そしてご自身で定休日を決めて活動する事がオススメです。
セミナー形式の講習は、電話にて完全予約制。開催日程を決める場合、【1月に行う講習回数】に沿って決めましょう。1度きりの開催なのか、毎週○曜日の週○回、など、明確に決まって行っている場合は、曜日で決定すると、お客様も通いやすくなります。
◆ 金額設定
ご自宅や、店舗の場合、マンツーマン指導であれば【通常1回1時間5000円~6000円】程です。会員制度を導入し、【月謝回数制】や、【通常料金】と【会員料金】を分けて設定する事をオススメします。
カルチャーセンターの場合、売り上げの【50~65%】を開催店舗へお支払が必要となり、金額設定はピンキリですが、全国平均としてスマホ教室の相場は【1時間~1時間30分】で【1人2200~3300円】です。(教材費込みでの価格)
コミュニティーセンターの場合、1人500円、もしくは完全なるボランティア活動などで開催となるケースがあります。開催後に繋げる手法を考えなくてはなりません。しかし、営利目的での利用は禁止されているため、【売り込みは禁止】となります。
スマホ教室の集客方法は?
◆ ホームページ
ホームページで集客をする事は、難易度が高いです。そもそも「スマホ教室」などの検索が出来ない方々の集まりである事だけは理解しておいてください。ホームページからの予約受付け自体の操作が出来ない方々という事も考慮する必要があります。
一番の選択肢は【電話】での時間指定予約で受け付けです。
◆ 新聞折込チラシ
新聞の折り込みチラシに依頼する。代表的なサイトはこちら。
私の場合、「ラクスル」というサイトから、チラシ広告のデザインを豊富なテンプレートから作成を行い、地域の新聞と共に「紙媒体」で制作し、比較的安い金額で地域を絞り、費用は「約5000部で5万円」でした。開催地周辺に送る事をオススメします。
そしてスマホ教室の新聞の折り込みチラシを依頼した結果、2週間でお問合せ20件となりました。全国平均から見ると、かなり優秀と考えられます。同時に、スマホ教室の需要は、かなりある事が分かりました!
◆ ポスティング
ポスティングとは、ご自身で紙媒体の広告を【ポスト投函】する事です。しかし、かなり苦労します。時間もかかりますし、効果の無い場所にポスト投函する様な事になってしまう場合もあります。
その為、外注依頼をしたいとお考えであれば、「ラクスル」での外注をオススメ!デザイン作成を行い、「新聞折り込み」とは別の項目で「ポスティング」という手法で依頼が可能です。
スマホ教室の講座内容は?
◆ 初心者向けの内容
ガラケーからスマホに変えたばかりのお客様の場合、一番気になる事は、料金よりも「使い方」です。最近のご高齢者さまが行うスマホ契約は、インターネット通信を行うと料金が上がってしまうプランが多いので、スマホ教室などで、【皆さんでyoutubeで動画を見ましょう!】とお伝えする事は、基本NGです!
そして、スマホ初心者さんが集まる講習の際、「Wi-Fi」という単語は使ってはいけません!もし開催場所にWi-Fiがあったとしても、「Wi-Fi」を繋げた時点で「ソフトウェアのアップデート」や「アプリのアップデート」が始まってしまい、スマホ操作自体が出来なくなってしまうからです!!
まずは使い方をレクチャー…! の前にこの順序が好ましいです。1例を上げてご説明致します。
- スマホは「小型のパソコン、ガラケー、カメラ」が1つになった物」です。とお伝えします。
- スマホで出来る「楽しい事」「面白い事」「生活に役立つ事」をお伝えし、スマホに興味を持って頂きましょう。
- パソコンにスマホを繋げ、ディスプレイや、プロジェクタースクリーンなどを利用し、画面を映し出しながら【Googleマップ、カメラの撮り方、ゲーム、ネットショッピング】などのアプリを立ち上げながら解説を行い、「こんな事が出来ますよぉ~♪」と【スマホ画面を見て頂き簡単さをアピール】しましょう!
- ここで初めて、レクチャーです!まず一番最初に行って頂く事は、【スマホ画面にある絵を押す、最初の画面に戻る、押す、戻る、押す、戻る、…】を繰り返し行って頂きます。(ギュッとチカラを加えて押す方もいるので、チョン!でOKです!)とお伝えして下さい。最近のスマホは3Dタッチなどが搭載されており、【押す】【戻る】の作業が出来ないお客様もいらっしゃいます。
- 次に「スマホには必ずある、カメラの絵を押して、画面中心の下にある○や□の【シャッターボタン】を使って、スマホ講師である私を撮ってください!」など、カメラのアプリを立ち上げて頂き、撮影してもらいます。
- 時間に余裕があれば、「Googleサービスのマイクマーク」などを立ち上げ、「検索をしてみましょう!」等をお伝えするのも良いと思われます。
以上が初級者の方が行うスマホ教室の1例の内容です。
※失敗例:私の例ですが、セミナー形式の講習で、1時間はスマホの説明、もう1時間は個別で対応、計2時間で時間を取って教えてあげたいと思い、出来る限り寄り添う形で1:1でお話を始めたところ、お1人様に時間を取られ、全員とお話が出来ず、お客様が勝手に帰りだしてしまう状態となってしまいました。
その為、セミナー形式でのスマホ教室の開催は、マンツーマンでの対応は出来る限り避けなければなりません…汗。
◆ 中級者向けの内容
中級者とは、「iPhone」利用者はApple IDに会員登録が完了している方、「Android」はGoogleに会員登録が完了している方で、現時点で【アプリを取得出来る体制が整っている方】を対象としましょう。
LINEやニュースアプリ、クーポンアプリ、ゲーム、などをダウンロード出来ている方にとって、文字を打つ方法や、カメラの撮り方は、ほとんど出来ると思われます。では何を講座内容とするべきか?
- アプリの取得方法の仕組み
- インターネット通信の仕組み
- スマホ料金の仕組み
上記3点の内容で、講習は「お話だけ進める」のが無難です。例えば、【なぜアプリは無料で取得できるの?】【LINEは電話料金かからないの?】【スマホの料金ってどう成り立っているの?】などです。
◆ 上級者向けの内容
上級者とは、現時点でスマホ操作は出来ており【スマホ、タブレット、パソコン】などで、【アプリを利用している方】を対象としましょう。上級者向けの講習では、主に【生活に必要なスマホで使えるサービスについて】や【スマホ単体で行う事以外の、他社や他端末で利用できるサービス】といった、内容になります。
例えば、インターネットショッピング、電子決済サービス、格安simの契約方法、現状使っているスマホの問題点の洗い出し、テザリング、Wi-Fiの仕組み、光回線の仕組み、など【知識を付けて頂く事を目的】として講習を行いましょう。場合により、出張サポートや個別で料金相談、などのサービスを行っている事をお伝えし、次に繋げる事もお考えください。
- インターネットショッピングをしましょう。メリット、デメリット
- 電子決済サービス(QR)でお買い物をしましょう。QRコードとは?
- 問題点の洗い出し
- その他、講師が使っているサービス内容を伝える
他には、新料金プランへの契約移行の代行を、出張で行う事もあります。
私の場合、出張代行サービスとして、出張料3300円、契約移行(1台)3300円、の格安で行っています。…格安すぎますけど‥笑
スマホ教室を開く為の機材は?
スマホ教室に必要な機材のご紹介です。
店舗やレンタルスペースで行う、マンツーマンでスマホ教室を開く際には、「テーブル」「いす」「パソコン」のみなので、今回は、セミナー形式でスマホ教室を開催する為の機材をご紹介します。
- 【パソコン1台】+【ACアダプター】+【パワーポイントで講習内容を作成】+【スライドリモコン】
- 【スマホ画面をディスプレイ、又はプロジェクタースクリーン等に映せる状態】にしておく。(参考アプリ:LetsView)無料です。
- 【マイク】(耳が不自由な方もいらっしゃる場合に対応)
- 【撮影機材】(全体的な許可を取り、復習の為に撮影しましょう)
- 【来場者のリスト】(予約受付時に「スマホで困っている事」等、事前に情報を収集する事がオススメ)
- 【スマホ教室の教材】※お渡しする教材は【無し】でも問題はありません。
機材に関してはそこまで大荷物にはならないですよね♪
そこがスマホ教室を開催するメリットでもあります。
最終的な目的を決める
もしアナタが「スマホ教室」を開催したい!開業したい!と、ご検討されている様であれば、具体的に【最終的な目的】を先に決めて動きましょう!困っているヒトを助けてあげれる事で、地域貢献がしたい!ご自身でもiPhone、Androidの知識を増やしたい!今後、株式会社として独立し利益を目的としている事や、NPO法人などを立ち上げ、非営利で活動=地域貢献を行う事ですね。
スマホ教室を開業する準備
スマホ教室を開業する場合、初めに行うべき事は、【開業届】を市役所に提出することが上げられます。開業届の意味として「責任を持って開業する」という意思の表れでもあり、個人事業主や会社の社長として活動していく事を「モチベーション」に変える心のケアの為でもあります。
また、今後のスマホ教室の開業についてご不安な方であれば、一次的なテストで、レンタルスペースなどを利用したスマホ教室を開催し、確認することのも手段の一つです。
開業にあたり、補助金制度のご紹介
これから開業するにあたり、2つの補助金制度をご紹介いたします。
- 小規模事業者持続化補助金
- 創業支援等事業者補助金
小規模事業者持続化補助金とは?
分かりやすくお伝えすると、経営(事業計画)をする際に、「商工会議所」から、【広告費】【店舗費】【機械設置費】などの金銭面「50万円」を上限に支援を受ける事ができる制度の事です。
詳しくは、日本商工会議所でご確認をしましょう。
勘違いされる内容として、「即座にお金が支援される事」ではなく、「先払いした各経費」の負担分を「後から支援金として頂ける制度」なので、こちらに拘ってしまうと、開業までの道のりが遠のいてしまいます。
ですが、後からの申請でも可能の為、開業までにかかった費用の領収書は青色申告や年末調整の際に必要となる為、全て集めておきましょう。
相談は無料なので、著者のかみっくは【商工会議所】に出向き、補助金や事業計画について商工会議所に相談させて頂き、新たな発見や、多く学ばせて頂く事ができました。
創業支援等事業者補助金とは?
令和より名称が変更された、元々「地域創造的企業補助金」の事です。
経営企画書(事業計画書)などを制作し、「銀行、信用金庫、商工会議所」などから資金融資を受ける際に、【創業融資相談】が受けられる制度の事です。
金額は「県」により異なりますが、「2,000~3,500万円」の融資が可能。
ご返済は、「毎月一定金額のご返済」となります。
小規模事業者持続化補助金との違いは、「後払い」ではなく、「先払い」での融資を受け取る事ができます。
ですが、あくまでも融資の為、しっかりとした「事業計画書や創業企画書」などが必要です。
必要がある場合は、「創業支援等事業者補助金 スペース ○○県○○市」などで検索をすると、お住まい近くで開業の融資相談ができます。
1人で開業を考える際や、これから開業を考える際、相談は無料となっている地域が多いので、ぜひ1度【相談】をしに伺ってみましょう。
かみっくから一言♪
もし同じ目的をもって行動されている方がいらっしゃいましたら、ぜひ日々の活動内容を共有させて頂き、お互いの成長を願い、仲間として気軽にお話出来たらと思っております。ホームページの一番下のコメント欄より、お問合せ下さい♪
その他、スマホ教室開業、スマホ講師になる為、などの情報や、スマホ教室用の「テキスト」も販売しております!
詳しくはこちらから♪
これからもご高齢者様や、スマホの悩みを持っている方々へ、快適なスマホライフを送って頂きましょう!
神奈川県在住 著者、画像に出ているスマホ講師「かみっく」本人
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